2008年07月22日
▼ビジネス書だけでは得られないモノ
本を読みながら「学んでいる」と実感するのはどのくらいだろうか?最近は携帯小説がブームになり、電子書籍が出回る一方で、名作、良書が古本屋では100円で買えると言うお得時代です(消費税で105円か…)。そんな時代に生きる中で、本を読まない世代について昨日は書きましたが、読書ってなんでしょうね?
書店「読書のすすめ」代表の清水克衛氏が「ビジネス書だけを読んでいても本当の問題解決にはなりません。」(日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 8/5号 [雑誌])と言っているけど、まさに!と思いました。ビジネス書を多く読む最近ですが、心の葛藤が無いことと、自己啓発疲れとでもいう感じ。自己啓発で得るやる気よりも、文学書からのちょっとした刺激が欲しいと感じます。
本を読んでアウトプットしたり、生活に生かしたり…本を活かすことが読書なのかもしれません。「読んだ」と言う事実だけならば、「目を通した」と余り変わりは無いかもしれません。自分の物にして初めて、読書といえるかも?
ビジネス書には「これが良い!」「この方法がベスト!」などと、具体的なマニュアルとなっていますが、文学書や自伝などはやんわりと書かれていて、そこから何を学ぶかは読者次第と言う訳です。そりゃ、真剣に読むし、限られたところから様々なモノを吸収しようと、知識に貪欲になれるかと思います。
▼団塊の世代は常に学ぶ
団塊の世代が駆け抜けてきた時代には、今ほど多くのビジネス書は無かったと思います。むしろ、日本文学書、海外文学書があふれ、小さな書店が数多くあった時代。そんな風に感じます。そこで得られる本からの知識や知恵は凄い力を持っていたのかも知れません。
朝日新聞・天声人語(2008年7月22日朝刊)を読んでいると、82歳で薬学の博士号を受けた、神戸製鋼所・元社長の亀高素吉氏の話が書かれていましたが、10年かけて取得したそうですよ。理由は、前妻が病気で無くなり、今の奥さんも病に倒れ、薬の副作用に悩まされており、もっといい薬が作れるのではないかと言う思いからだそうです。
志もですが、行動力が凄い!と純粋に思います。団塊の世代は「生涯学習」の意欲を持つ人が多いそうです。果たして私達が同じ年になる頃には漫画とゲームの生涯学習になっていそうですが…。それも歴史なのかな?
▼悲しいかな…ハリーポッターが瀬戸際…
朝日新聞(2008年7月22日朝刊)には明日発売のハリーポッター最終巻「ハリー・ポッターと死の秘宝」の記事が書かれていました。人気も話題性も無くなったハリーポッターですが、ファンにとっては待ちに待った、この日ではないでしょうか?流行で読む本はどうも好きにはなれない私ですが…。
新聞の記事の締めくくりには児童文学作家の今江祥智さんが
「もっと面白い作品がいっぱいある。『ハリー・ポッター』を読んで、あー面白かったで終わってしまうのではなく、ハリポタの次、読んで、って頼みたい。誰の本でもいいから、次の一歩、踏み出してくれたらいいのになあ」
とコメントしている。何とも苦しい叫びである。頼まれて本を読むなんて…。まして、ハリーポッターが瀬戸際だなんて…。悲しいかな、子供たちにとっては、ハリーポッターと言う本を読む好意がブームであって、本を読むことがブームではない…ちょっと悲しいですね。
次へ繋がる読書。どんな切っ掛けでも続けて欲しいと思います。いずれ、ふとした拍子に、本を読み始める切っ掛けになるから。私自身、人に言える程、本は読んでいませんけどね。夏休みはがんばろー!










